もみじマーク(高齢運転者標識)とは…
70歳以上の者が「加齢に伴つて生ずる身体の機能の低下が自動車の運転に影響を及ぼすおそれがある」場合には、
この標識をつけて普通自動車を運転するように努めなければならないと、道路交通法は定めている
つけるのは完全なる義務ではないのだけれど
つけている車≒見かけたら注意してねというアピール と思われる。
対して、初心者マークは、運転が未熟な初心者時代に
周りの車に迷惑をかけるかもしれないことを前もって周知し
また、初心者に対する煽りも防止する目的でつけるものである、と昔聞いた。
そして、1年経つと、脱・初心者となり、初心者マークを外すことができる。
(運転に自信がないペーパーさんはつけていてもいいと聞いた)
運転が微妙な私が言うのも何なんだけどあえて言わせてもらうと
初心者マーク=これから運転が上手になる(予定)(可能性)
もみじマーク=加齢に伴って運転に影響が生じる
なので、この2つのマークはまったく別物と考えられる。
初心者はこれから上手になる可能性があるのだけれど
お年寄りはこれから(物理的に)若返るわけではないので
加齢による能力低下はほぼ避けられないと思われるのだ。
「(今初心者だから)運転がちょっと微妙なのごめんね」と
「(これからずっとお年寄りだから)反応がちょっと鈍いかもしれないの」は
今後に及ぼす影響がかなり違うと思う。
批判を恐れずに言わせてもらうなら
もみじマークをつけているからといって
反応がちょっと鈍いのを正当化できるわけではない。それは運転手のみならず、周りの運転者、歩行者にも
危険を呼ぶ可能性があるのだ。
ただ、私はすべてのお年寄りの運転を禁止したいなどと思っているわけではない。
運転が上手な、注意深い、そういうお年寄りだっているのだ。
ここでくだしん。
行政が免許返納者に対してもっとばっちりサービスをするとか
(公共交通機関の運賃の優遇など)
お年寄りが車を運転しなくても大丈夫なように環境を整えるなどし、さらに
免許更新頻度を短くした上で、更新の際に実技テストを設けてはどうかと思うのだ。
ほぼ毎年の更新の際に運転技能を測定し
合格した人にはもみじマークを配布して着用を義務化すれば
もみじマークをつけた車=安心な車 と判断できるはず。
合格できなくても、免許返納に対するデメリットが減れば
危険な運転をする人も減ると思う。
必要に迫られて、車じゃないと行けない場所があるからって
がんばって運転をしているお年寄りもいるはずだし。
何故こんなにお年寄りの運転についてくどくど書くかと言うと
最近お年寄りの危険運転が本当に本当に目に付くから。
危険運転だけじゃなくて、思いやりのない運転も。
最近の若いもんは、と言う人がいるけど
運転に関して言えばそれは当てはまらないんじゃないかってくらい。
狭い道路の真ん中を走ってみたり、対向車が来ても寄らなかったり
お店の前の通路をふさいで入れないようにしていたりするのは日常茶飯事。
自動車学校で習わなかったのか、習ったのが大昔だったからなのかは分からない。
でも、思いやりを持った運転をするのは大事だと思う。技術と同じくらいに。
マジでなんとかならんもんかねー。