今の自分の記憶を持ったまま子供の頃に戻れたらいいのに。そう思ったことがある人は結構いると思う。
今の知識や記憶があったまま昔に戻れたなら
あんな失敗はしないのに。きっともっとうまくやれるのに。そうは思っていても、実際にそれを試すことはできない。
今日買った「スターティング・オーヴァー」という小説はまさに
主人公が「十年巻き戻って、十歳からやり直した感想」で
過去にネットで連載されていたものに加筆・修正が加えられたものだ。
もっとも、主人公は、上に書いたような不満や後悔を抱えて
過去に巻き戻った人
ではない。
主人公がこれからどうなるか、幸せな2周目を送れるかどうかは読んでのお楽しみ。
現在も著者の三秋縋(みあきすがる)さんのサイトにて
Web版を読むことができる。
げんふうけい
三秋縋さんのサイト:げんふうけい
三秋さんは同郷ということで、実は個人的に心のなかで大応援している。
↓の三秋さんの呟きにもあるように、盛岡を舞台にして物語を書いているところがある、とのことで
今作品にも「盛岡っぽい」場所の描写が出てきたりする。
知っている場所が本の中で描かれているのを読むのはとても嬉しい。
※勘違いだったらすみません
そして、三秋さんの描く
女の子がどの子も実に魅力的なのだ。
今作にも、Web上の他の作品にも、魅力的な女の子がたくさん登場する。
私の一番のお気に入りの子は、
Webに掲載されている「三日間の幸福」に登場するミヤギだ。
女の子に注目しながら(って言うと語弊があるけれど)読み進めるのも楽しい。
じっくり読むつもりだったんだけど、気づいたら読む手が止まらなくて
あっという間に読み終わってしまった。
また読み返せるように、お気に入りの本たちが入った本棚にしまった。
発売は昨日なので、今日行ったらあるかなあ、と思い
近所のM書店に行ったところ
新刊のコーナーに面出しで30冊くらい平積みされていて嬉しかった。
肴町のT山堂は地元作家のコーナーも作っているくらいなので
もしかしたら専用のコーナーも設けているかもしれない。
Amazonや楽天ブックスなどのネット書店でも購入できるようです。